チェンマイのコムローイ祭りで幻想的なランタンの夜空を楽しもう

チェンマイのコムローイ祭りで幻想的なランタンの夜空を楽しもう

夜空に浮かぶ無数のランタンが幻想的なタイ・チェンマイのコムローイ祭り。写真映えすることから近年SNSでも話題沸騰中です。さらに、ディズニー映画「塔の上のラプンツェル」のモデルになったとも言われ、世界中の人を魅了しています。何のためにランターンをあげるの?お祭りはいつ開催されるの?今回はチェンマイの広い空に美しいランタンが舞い上がる、コムローイ祭りを余すところなくご紹介します。

コムローイ祭りとは?

祭りの名前にもなっているコムローイは灯篭やランタンを意味しています。コム(Khom)はタイ語で「光」、ローイ(Loi/Loy)は「浮く、流す」という意味です。
コムローイ祭りとは、コムローイを空の上の神様に、感謝の気持ちを伝え1年間の豊作を祝う儀式として空に上げ放つといわれています。

コムローイ1

コムローイはその昔、通信手段として利用されていたようです。当時の名残で、コムローイを上げ放つことにより天空の神様へ感謝の気持ちを届けることができると思われたました。そのことが、コムローイ祭りが開催されるようになった理由と言われています。神様に願い事を伝えたり、罪を改めるための厄払いの役割も担っているので、非常にご利益のあるお祭りです。

コムローイ祭りの開催時期

コムローイ祭りは、毎年旧暦の12月の満月の夜の2日間に開催されます。満月のタイミングは年々変わるので、決まった開催日はありません。開催時期は毎年変わりますのでご注意ください。

2020年は、10月31日と11月1日に開催が決定しています。2019年の開催は、11月11日と11月12日でした。だいたい、10月の終わりから11月にかけての時期に行われています。

コムローイ祭りとロイクラトン祭り

コムローイ祭りとセットで見ることが多いロイクラトン祭りですが、まったくの別のお祭りです。

ロイクラトーンとは、バナナの幹や発破で作った灯篭を流す、という意味です。ローイ(Loi/Loy)は「浮く、流す」、クラトーン(krathong)は「バナナの幹や葉っぱで作った灯籠」を意味します。開催時期が同じため同じ祭りと思われがちですが、こちらは灯篭を川に浮かべて流すお祭りとなります。

ロイクラトン

ロイクラトン祭りは、川の神様へ感謝を伝えるお祭りです。旧暦の12月の満月の日には、河川の水位が最も高くなることから川の神様が現れると言われていることから開催時期が決まっています。ロイクラトン祭りの開催時期は、毎年旧暦の12月の満月の夜の2日間です。ろうそく、線香、花などで美しく飾った灯籠を川に流すことで神様に感謝を伝えています。

コムローイ祭りはタイ北部が発祥のお祭りで、現在ではチェンマイのみです。ロイクラトン祭りは、チェンマイのみではなくバンコクやタイ各地で開催されているお祭りです。ご予定や住んでいる場所と相談して、お祭りをお楽しみください。

コムローイ祭りの会場

コムローイ祭りはチェンマイのみで行われていますが、チェンマイの中でも会場や種類が複数ありますので、ご注意ください。

タイ人向けのコムローイ祭り

イーペン・サンサーイ」と呼ばれる現地のタイ人が参加するローカルなお祭りがあります。外国人(観光客)が対象ではありませんので、きらびやかな演出や会場施設が整ってはいません。外国人の参加はできないものですので、間違えないようにしましょう。

外国人(観光客)向けのコムローイ祭り

一方、観光客向けに企画されているコムローイ祭りもあります。お祭り会場ではコムローイの打ち上げ以外にも、伝統舞踊の鑑賞やローカルフード、民芸品なども楽しめるお祭りが開催されます。

コムローイ会場の伝統舞踊

「イーペン・ランナー・インターナショナル」という名前のお祭りが有名ですが、各会場で名称が変わり行われています。主要なものを一覧にしました。

名称会場1日の動員人数(2019年)市内からの距離
イーペン・ランナー・インターナショナルメージョー大学6,000人北北東20km
ランナー王朝コムローイ伝承祭りChiang mai Air Sports Farming6,000人南東20km
イーペン・ランナー・メーリムノーススタディセンター5,000人北北西20km
イーペン・ドイサケットドイサケット温泉広場3,000人北東40km
イーペン・ランプーンドイティ寺院700人南30km

イーペン・ランナー・インターナショナルとランナー王朝コムローイ伝承祭りの2つが最大の動員人数を誇っています。どの会場でも、コムローイの打ち上げは体験できますが、動員人数が多いほうが打ち上げられるコムローイの数も多いので、よりスケールの大きい幻想的な時間をより長く楽しめますよ。

タイ以外のコムローイ祭り

お祭りの綺麗さは当然のこと、ディズニー映画で舞台になった影響もあり、世界各地で開催がされていますが、ここでは大きな2つのお祭りを紹介します。

台湾のコムローイ祭り

台湾の十份でも「平渓天燈祭(ビンシーテンダンサイ)」として行われています。元宵節と呼ばれている、旧暦のはじめの満月の日に行われ、だいたい2月の中旬に開催されます。ランタンを空へ打ち上げることで、先祖へえ平穏無事を伝え、今後のご加護を祈るためのお祭りです。

日本のコムローイ祭り

なんと日本でもコムローイ祭りが開催されています。開催時期が少し違いますので、タイと日本で1年に2回楽しめますね。

新潟津南スカイランタン

新潟県の津南市で「新潟津南スカイランタン」として行われています。つなん雪まつりの一貫として行われ、2011年の東日本大震災の復興の願いを込めて2012年より開催されています。毎年3月11日前後の金曜日と土曜日に行われています。

新型コロナウイルスの影響を受けて、2020年の開催は見合わせています。最新情報は津南町のHPよりご確認頂けます。

新潟県津南町のHPはこちら

タイのコムローイ祭りのポイント

台湾や日本でも行われているお祭りなら、タイ・チェンマイにわざわざ見に行く必要もないのでは?と思われるかもしれません。そんなことありません!上記のお祭りと比べてタイのコムローイ祭りがおすすめなポイントはこんなにあります!

打ち上げられるコムロイの数が多い

お祭り名コムローイの数
平渓天燈祭約200~300基(15~30分間隔で計約1,000基)
新潟津南スカイランタン約2,000基
タイのコムローイ祭り約8,000~10,000基

見ていただくと分かりますが、なんと平渓天燈祭(台湾)の約10倍、新潟津南スカイランタンの約5倍の数のランタンが打ち上げられます。台湾や日本のお祭りでは、2人組、もしくはグループで1つのランタンを打ち上げることが基本とされていますが、タイのコムローイ祭りでは、参加者1人につき2つのランタンが配られることもあります。(動員数の多い会場次第)

2つのお祭りを同時に楽しむことができる

タイのコムローイ祭りの開催時期は、タイ全土で行われているロイクラトン祭りと同じ日程ですので、2つのお祭りを同時に楽しむことができます。コムローイ祭りの会場には、ロイクラトン祭りも体験できるブースが用意されていますので、1つのお祭りに参加することで2つのお祭りを体験できるのは嬉しいことですね。

お祭り当日の流れ

会場は、コムローイ打ち上げブース、夕食エリア、アクティビティ体験エリアに分かれています。コムローイ打ち上げブースにはそれぞれ指定の座席が用意されていますので、そこからコムローイを打ち上げることになります。

お祭り会場は15時頃より入場ができますが、実際のコムローイ打ち上げは21時頃からスタートします。タイ雑貨屋さん、アクセサリー作りワークショップ、ショーなど約20店舗が会場内に出店していますので、打ち上げまでの時間をアクティビティ体験ブースにて楽しめます。

コムローイ会場のショー

18時頃から夕食エリアがオープンします。外国人に向けたコムローイ祭りのチケットには会場内での夕食がついているので、安心です。また、夕食はござの上で円卓を囲んで食べるというタイ北部の特徴的なカントークスタイルで、チェンマイの文化を体験もできます。

カントークとは、タイ北部で使われる低い丸テーブルのことです。一般的には、丸テーブルに北部の郷土料理を何種類も用意して、大人数で食べる食事スタイルのことを表していて、主に結婚式などの記念行事の際によく出されます。「カントーク」という料理があるわけでなく、並べる料理はなんでもよいです。お店や場所により個性が出ますが主な料理としては、ゲーンハンレー(ボークカレー)、ナンプリックオーン(豚肉とトマトのディップ)、ガイトート (鳥の唐揚げ)、ケープムー(豚の皮のカリカリ揚げ)などです。コムローイ祭りでも、北部の料理を存分にお楽しみいただけます!

カントーク料理

20時には僧侶による開会セレモニーイベントが開かれ、イベント鑑賞後の21時から待ちに待ったコムローイの打ち上げの始まりです!一斉にコムローイを打ち上げるが基本ですが、イーペン・ランナー・インターナショナルやランナー王朝コムローイ伝承祭りなど動員数の多いお祭りでは、コムローイが空を舞っている幻想的な時間が約1時間も続きます!

お祭り参加前に注意したいこと

チケットは事前購入が必須

コムローイ祭りはいずれの会場も、完全予約制となっています。事前にお祭りのチケットをご購入いただいたお客さまには、会場の座席、コムローイが準備されます。当日券はどの会場も販売しておらず、飛び入り参加ができませんのでご注意ください。タイ人にも非常に人気のあるお祭りなので、航空券や周辺ホテルもお祭りに日にちが近づくと満席・満室になってきます。事前のご予約、ご旅行の計画をおすすめします。

服装の注意

コムローイ祭りはお祭りですが、神様に感謝を伝えることから信仰を表す厳粛な仏教儀式でもあります。タイの仏教寺院では、露出の多い服装では入場ができません。短パンやノースリーブなど露出度の高い服装、またレギンスなど体のラインがはっきり出る服装では、入場ができない場合がありますのでご注意ください。

お祭りの会場は、地面が舗装されていないところがほとんどとなっています。コムローイの打ち上げ前にも色々なイベントがあるので、散策する際に疲れてしままわないように、動きやすい服装でのご参加をおすすめします。

また、南国のタイとはいえ、11月のチェンマイの夜は冷え込むことが多いです。羽織れるものを1枚持っておくと安心です。

写真撮影時の注意

三脚を利用した方が綺麗に写真を撮ることができますが、コムローイの打ち上げ中には、多くの人が移動するので倒れる可能性がでてきます。移動される方の邪魔にならないようなコンパクト三脚であれば、倒れる確率も少なくなりますね。また、コムローイの打ち上げをしながらの撮影となるので、ブルートゥースの撮影リモコンもおすすめします。シャッターボタンを押す際の手ブレ防止にも繋がります。綺麗な景色を自分も含めて写真と撮るには、リモートシャッターが必須です!

コムローイ2

スマートフォンで動画撮影をして、後で気に入った場面を写真に切り出すのもいいかもしれません。いずれにしても後悔無いように撮影をしましょう!

幻想的な夜を体験しよう

コムローイ祭りは、その年により開催時期が異なります。タイのカレンダーが優先的に考慮されますので、現地のカレンダーは要チェックです。日本の週末や祝日とあうものではないので、予定を立てるときに難しいこともありますが2020年は土日です!また、タイに在住の方でしたら仕事や学校の都合がつきやすいですね。

チケットはじめ、航空券や宿泊ホテルなど事前に予約をしないと、すぐに埋まってしまう程の世界的に人気なお祭りですので、早い段階での計画がおすすめです。屋外のお祭りですので天候や諸事情により急な開催中止や一部変更の可能性もがあるのも、自分で計画・準備する時の難点かもしれません・・・。でもパンダバスの現地オプショナルツアーの参加なら、急な天候の変化などにも迅速に対応します!チェンマイでの時間を有効活用できるので、ツアーの参加がおすすめです。

世界でも指折り数えられる美しいコムローイ祭り。みなさまの思い出の1ページになることは間違いありません。一生に一度、タイのチェンマイへ行ってみませんか。

チェンマイカテゴリの最新記事