古都ジョグジャカルタ見どころ紹介~中部ジャワを大満喫~

古都ジョグジャカルタ見どころ紹介~中部ジャワを大満喫~

ジョグジャカルタはインドネシアの美しい古都。首都ジャカルタやバリ島(デンパサール)からは飛行機で約1時間です。世界遺産のボロブドゥール遺跡、プランバナン寺院の2つを抱える人気の観光地です。日帰り~2泊3日の観光まで、ご自分の予定に合わせて行けるのがうれしいポイントですね。さらにクリス(短剣)・ワヤンクリッ(影絵)・バティックの3つは世界無形文化遺産に登録されています。美しく歴史あるジョグジャカルタをご紹介いたします!

ジョグジャカルタってどんなところ?

インドネシア・ジャワ島中部に位置しています。伝統的な王宮文化の色濃く残る古都として有名です。ジョグジャカルタは「平和の町」という意味を持ち、ラーマーヤナ物語に出てくるラーマ王子のアヨーディヤー国にちなんで名付けられたと言われています。インドネシア人からは地名を省略して「ジョグジャ」の愛称で親しまれています。

現在はイスラム教徒が90%を占めますが、過去に栄えた仏教やヒンドゥー教の王国時代の歴史的建築物が多く残っています。今でもバリ島では信仰され続けているバリ・ヒンドゥー教のルーツは、ジョグジャカルタにあります。

世界遺産に登録された寺院をはじめ、伝統的なジャワ美術の中心地としてバティック、ラーマーヤナ舞踊やワヤン・クリッなども有名です。

ジョグジャカルタへのアクセス

ジャカルタから飛行機・電車・バスでジョグジャカルタへ向かうことはできます。しかし一般的には飛行機利用がオススメです。

飛行機の場合

ガルーダ航空以外にもLCCでエアーアジアやライオン航空も就航しているので、費用を抑えての移動が可能です。合計で1日20便以上の運行がありますので、時間にあわせての移動が簡単です。
(新型コロナウイルスの影響を受け、飛行機の就航状況が変動する可能性がありますので、詳細は各航空会社のHPでご確認ください)

バスの場合

ジャカルタからバスでの移動も可能ですが、12時間~14時間の所要時間がかかります。料金は安いですが、あまりに時間がかかるのでオススメできません。ジャカルタのプロ・ガドゥン・バスターミナルより1日約20本のバスが運行しています。ジョグジャカルタ中心部から4kmほど南東にあるギワガン・バスターミナルに到着します。

鉄道の場合

ジャカルタのガンビル駅から、ジョグジャカルタ中心部にあるトゥグ駅まで鉄道が走っています。所要時間は7時間~9時間で、1日約10本が運行しています。バスと違い渋滞がないので、時間を予想しやすいです。ガンビル駅始発の特急タクサカ号(Taksaka)の利用が便利です。

ジョグジャカルタの観光スポット

ボロブドゥール寺院(世界文化遺産)

ボロブドゥール02

ジョグジャカルタの象徴であり、世界最大級の仏教遺跡。世界3大仏教遺跡の1つです。ジョグジャカルタ市内から車で約1時間30分かかります。ジョグジャカルタ観光では絶対に外せない観光地ですね!

1814年に当時ジャワを占領していたイギリスから赴任していたトーマス・ラッフルズにより発見されるまで、ジャワ中部のジャングルの中に1000年もの長い間眠っていました。8世紀ごろに栄えたシャーレンドラ王朝によって約50年もの歳月をかけて建造されました。9層からなる遺跡は、寺院であるのか王族の墓なのかなどは未だ解明されていません。ボロブドゥール遺跡自体が仏教な宇宙観をあらわした巨大な立体「曼陀羅」とも言われています。1991年には世界文化遺産に登録され、インドネシア国内外から多くの観光客が訪れています。

ボロブドゥール遺跡の名前の由来は、サンスクリット語の「ボロ(僧坊)」と「ブドゥール(高く盛り上がったところ)」であるといわれています。毎年5月~6月の満月にブッダの生誕を記念するお祭り「ワイサック」では、世界中の仏教徒がボロブドゥール遺跡に集まります。

ボロブドゥール朝日鑑賞

ボロブドゥール遺跡の上からの日の出は「一生に一度は見てみたい!」といわれる感動的な景色です。明け方の清々しい空気の中、まだ日が昇る前に遺跡に上り、ジャングルとジャワの山々の向こうから夜が明けていく様子はまさに神秘的です。遺跡公園内のマノハラホテルの宿泊客以外でも参加できるツアーもあるので、ぜひ体験してみましょう。

名称ボロブドゥール遺跡
住所Borobudur Magelang Central Java
サイトURLhttp://borobudurpark.com/temple/borobudur/

プランバナン寺院(世界文化遺産)

プランバナン1

ジョグジャカルタ市内から車で約45分時間かかります。1991年に世界文化遺産に登録されたプランバナン遺跡群は、9~10世紀の間にインドネシアのジャワ島を治めていたサンジャヤ王朝によって建てられました。ヒンドゥー教の遺跡としてはインドネシア最大規模を誇ります。およそ5キロメートル四方にわたって幾つもの遺跡が残る巨大な寺院群で、その中心として有名な「ロロ・ジョングラン寺院」があります。

神殿の外壁には、古代インド叙事詩「ラーマーヤナ」をモチーフにした彫刻がほどこされ、ヒンドゥー教美術文化を象徴する美しい寺院として観光客を魅了しています。

2006年のジャワ島中部地震では、石造りの遺跡の大部分は崩壊や損傷など甚大な被害を受けました。現在も、修復作業が続けられています。

名称プランバナン寺院
住所Borobudur Magelang Central Java
サイトURL(英語)https://borobudurpark.com/temple/prambanan/

王宮(クラトン)

クラトン1

ジョグジャカルタを歴代にわたり統治するスルタン(国王)の住まいであり、またその一部は博物館をして一般に公開されています。1956年に建設され、ジャワの伝統建築とヨーロッパ文化が融合した建物内には、美しい彫刻や調度品などから王族の優雅な暮らしぶりと、スルタン・ハメンク・ブオノ王族のかつての権勢ぶりを垣間見ることができます。

入口すぐに魔よけの神「カーラ」があります。ギョロりとした大きな目と口、インパクトのある顔は記念撮影の人気スポットになっています。

名称Kraton Ngayogyakarta Hadiningrat/Sultan Palace
住所Jl. Rotowijayan Blok No.1 Panembahan Kraton Yogyakarta

水の離宮(タマン・サリ)

タマン・サリ1

王宮(クラトン)近くにある離宮の跡です。タマン・サリとは、インドネシア語で「花園」という意味をもつので、水の離宮とも呼ばれています。1758年にハメンクブウォノ1世により建設され、1765年に完成しました。かつて花園に囲まれた水浴場で水浴びをする侍女を、塔の3階よりスルタン(王様)が眺め、その日の夜をともにする女性を選んだと言われています。

離宮ではありますが、有事のために使用するために2層からなる全長5kmに渡る地下通路が張り巡らされていました。イスラム教の礼拝室、祈りを捧げる前にお清めをする泉があったとされ、宗教儀礼的な意味をもつ建築物でした。

名称Taman Sari
住所Jl. Komp. Taman Sari Kraton Patehan Yogyakarta

マリオボロ通り

マリオボロ通り1

マリオボロ通り(Jl. Malioboro)に沿って、ホテル・レストラン・お土産物屋などが並んでいて、ジョグジャカルタの目抜き通りとして賑わっています。日中には露天商が商売を行い、夜になると次々と屋台が出てきて食堂街になります。現地のインドネシア人も集まり賑わう様子は、インドネシアの活気を肌で感じることができる場所です。夜に時間があれば、ぜひとも行きたい場所です。

名称Jl. Malioboro
住所Jl. Malioboro Yogyakarta

ムラピ山

ムラピ山1

ジョグジャカルタ市内より車で約1時間かかります。ムラピ山の名称の由来「火の山」が表すように、インドネシアでも最も活動的な火山です。数年に一度、大小さまざまな噴火を繰り返している活火山です。標高は2,900m、標高1,700mの地点に村があり、山の中腹には数千人が生活しています。ムラピ山の麓では、ジープに乗って噴火跡を観光もできます。

ボロブドゥール遺跡はムラピ山から25km離れていますが、噴火の時の火山灰で遺跡の姿が隠れていて1000年もの間誰にも知られていなかったといわれています。それほど昔から現在まで、噴火を繰り返している山です。

名称Gunung Merapi
住所Dusun 2, Suroteleng, Selo, Kabupaten Boyolali, Jawa Tengah

ジャワの伝統芸能の中心

王朝文化を受け継ぐ古都ジョグジャカルタ。ジャワの伝統芸能もここが中心となり広まりました。伝統芸能の維持を務める団体もジョグジャカルタにはいくつもあるので、本格的な伝統芸能を楽しむことができますよ。

ラーマーヤナ舞踊

ラーマーヤナ舞踊1

きらびやかな衣装をまとった踊り手たちが、ガムランの音楽に乗ってダンスでラーマーヤナ物語の世界へと誘います。ラーマ王子とシータ姫と魔王ラーバナが繰り出す古代インドの叙事詩をお楽しみください。

ワヤン・クリッ(影絵芝居)

ワヤン・クリッ1

インドネシア語でワヤン(Wayang)は「」、クリッ(Kulit)は「」という意味です。つまり、皮を加工して作られた人形を使った影絵芝居のことです。ラーマーヤナ物語やマハーバーラタ物語の世界を人形遣い(ダラン)が影絵で表現しています。世界無形文化遺産になっていますので、必見です!

もうひとつの古都・ソロ(スラカルタ)近郊も見所満載

せっかく中部ジャワまで来たのなら、一緒にソロの観光もいかがでしょうか。ソロ(スラカルタ)は、ジョグジャカルタから約60kmです。車で移動の場合は約1時間半~2時間、電車の場合には約1時間かかります。

古い歴史を持つソロ(スラカルタ)は、18世紀に2つの王朝をもっていました。市内にある2つの王宮はソロ(スラカルタ)の歴史を読み解くにはかかせません。ソロ(スラカルタ)近郊には、ジャワ原人の化石が発見されたサンギラン初期人類遺跡をはじめ、神秘的なチュト寺院、スクー寺院という見どころ満載の観光地があります。

サンギラン初期人類遺跡

サンギラン初期人類遺跡1

1936年から1941年に行われた発掘調査で、この土地で初めて人骨化石が出土しました。その後約50のジャワ原人(ピテカントロプス・エレクトゥス)などの骨が発見されました。約150万年前のものと見られていて、サンギランは人類の進化を知る上で非常に重要な遺跡です。

名称Sangiran Early Man Site
住所Sangiran St. Krikiran, Klijamber, Sragen, Jawa Tengah
サイトURLhttp://sangiranmuseum.com/

チュト寺院

チュト寺院1

ソロの東にそびえるラウ山の麓に位置する、ヒンドゥー教寺院です。マジャパヒット王国時代のヒンドゥー文化とジャワ文化が融合したユニークな寺院で、独特なレリーフや彫刻が有名です。現在に至るまで、ヒンドゥー教徒の聖なる場所であるため、バリ島などの遠方からも信者がやってきます。

名称Cetho Temple
住所Ceto, RT.01/RW.03, Cetho, Gumeng, Jenawi, Kabupaten Karanganyar, Jawa Tengah 57792 Indonesia

スクー寺院

スクー寺院1

スクー寺院は、チェト寺院と同様にラウ山の麓に位置します。ボロブドゥール寺院やプランバナン寺院などジャワ島内の他の仏教寺院やヒンドゥー寺院とは異なる様式の寺院です。メキシコのマヤ遺跡やペルーのインカ遺跡、エジプトのピラミッドなどを彷彿とさせる独特の外観と雰囲気が魅力です。

名称Sukuh Temple
住所Tambak, Berjo, Ngargoyoso, Karanganyar Regency, Central Java 57793 Indonesia

中部ジャワでインドネシアの歴史を学ぼう

ヒンドゥー教とイスラム教のどちらも信仰の背景を持つインドネシア。現在は人口の90%以上がイスラム教ですが、そのような背景を読み解くのにもジョグジャカルタの観光はかかせません。

インドネシアの歴史のみならずサンギラン博物館では、ジャワ原人の頭蓋骨、マンモスの牙や下顎などを見学し、人類・生命の歴史にも触れていきます。

世界遺産に登録された2つの寺院はジョグジャカルタに来たら必ず見たいですね。ラーマーヤナ舞踊やワヤン・クリッといった伝統芸能など、ソロ(スラカルタ)も含めジョグジャカルタはインドネシアの観光から外せない観光地になっています。

ジョグジャカルタカテゴリの最新記事